2016年12月28日 水曜日 晴れ
【切れない事に慣らされてる】
一昨日はそんな話をしました。
「なんでも良く切れる刃物ってないの?」
「研がなくてもいい刃物ってあるの?」
得意先を訪問すると、こんな事をよく聞かれます。
でも、そんな都合のいい刃物は存在しません。
刃物は使えば切れなくなるものです。
車は冬に夏タイヤでは走れません、また夏に冬タイヤで走ると
快適なドライブにはなりません。
F1の世界では、コースの路面状況に合わせた使用タイヤの選択に苦労します。
そして、それはレースの勝敗を分ける程です。
なんでも切れる、ということは全てに50%の満足しか得られない
ということになるのです。
100%を求めるのなら、切ろうとする材の性質・刃物の回転数・送材速度など
その時の条件に合わせたものを選ばなければなりません。
100%を追及しなければ、50%の切れ味でガマンすることになるのです。
だから、私は切れない事に慣らされてる状況に〝危機感〟を感じます。
あなたは何パーセントを求めますか。
byよしどん
2016年12月26日(月曜日)晴れ
【切れない事に慣らされてる】
きのうはそんな話をしました。
家庭用の包丁もまた同じで、
「まだ切れるかと思っていたけど、研いでもらったらぜんぜん違うわ」
・・・と、よく言われます。
毎日使う道具は、定期的な手入れが必要です。
楽しみにしていたクリスマスケーキを
みんなに切り分けたら
つぶれてグチャグチャになっちゃった・・・てな事
皆さん経験ないですか?
刃物って、徐々に切れなくなるため
切れない切れ味に慣らされて行くのです。
そしてそれは、機械刃物も同じこと!
刃物は「人類がつくりだした最高の道具」アナドレナイのです。
byよしどん
2015年8月23日
エクスマ阿寒アカデミーへ向かう私
2016年のクリスマスの夜、記念すべき第一回目の私のブログです。
あなたに読んでほしいと思って書きました。
どうぞお付き合い下さい。
2016年12月25日(日曜日) 曇り時々雪
【切れない事に慣らされてる】
私は刃物の設計と販売、研磨(研ぎ直し)の仕事をしています。
私が若かった頃、得意先Nさんとのいつもの会話
Nさん「おー、そこの機械の刃物、切れるか?切れないかみて、外して持って行ってくれ」
わたし「そんなこと言ったら、全部の機械の刃物外して持ってっちゃうよ」
Nさん「それでもいいから、みてくれ」
わたし「わかったよ-」
これで我社の仕事が少ない時は、ホントに全部持って来たことがあるんです。
そしたらNさん「いや-、まだまだ切れると思っていたけど、研いでもらったら全然違うわ」
刃物って、一気に切れなくなる訳ではありません。
徐々に切れなくなります。
なので、少しづつその切れ味に慣らされているのです。
それにしても、の-んびりして いい時代だったな-あの頃は・・・・
ちなみに1980年はこんな年、山口百恵の引退 具志堅用高13度の防衛達成!
私が結婚した年でもあります(笑)
な・つ・か・し・い
by中野由唱 よしどん
早朝の一仕事は時間を有効に使えます。
集中できます。
byよしどん