【切れない事に慣らされてる】その3

  • 2016年12月29日

2016年12月28日 水曜日 晴れ

 

【切れない事に慣らされてる】

 

一昨日はそんな話をしました。

 

「なんでも良く切れる刃物ってないの?」

「研がなくてもいい刃物ってあるの?」

 

得意先を訪問すると、こんな事をよく聞かれます。

 

でも、そんな都合のいい刃物は存在しません。

刃物は使えば切れなくなるものです。

 

車は冬に夏タイヤでは走れません、また夏に冬タイヤで走ると

快適なドライブにはなりません。

 

F1の世界では、コースの路面状況に合わせた使用タイヤの選択に苦労します。

そして、それはレースの勝敗を分ける程です。

 

なんでも切れる、ということは全てに50%の満足しか得られない

ということになるのです。

 

100%を求めるのなら、切ろうとする材の性質・刃物の回転数・送材速度など

その時の条件に合わせたものを選ばなければなりません。

 

100%を追及しなければ、50%の切れ味でガマンすることになるのです。

 

だから、私は切れない事に慣らされてる状況に〝危機感〟を感じます。

 

あなたは何パーセントを求めますか。

 

byよしどん

 

【切れない事に慣らされてる】 その2

  • 2016年12月27日

2016年12月26日(月曜日)晴れ

【切れない事に慣らされてる】

きのうはそんな話をしました。

家庭用の包丁もまた同じで、
「まだ切れるかと思っていたけど、研いでもらったらぜんぜん違うわ」
・・・と、よく言われます。

毎日使う道具は、定期的な手入れが必要です。

楽しみにしていたクリスマスケーキを
みんなに切り分けたら
つぶれてグチャグチャになっちゃった・・・てな事
皆さん経験ないですか?

刃物って、徐々に切れなくなるため
切れない切れ味に慣らされて行くのです。
そしてそれは、機械刃物も同じこと!

刃物は「人類がつくりだした最高の道具」アナドレナイのです。

byよしどん

初投稿【切れない事に慣らされてる】

  • 2016年12月25日

2015年8月23日
エクスマ阿寒アカデミーへ向かう私

 

2016年のクリスマスの夜、記念すべき第一回目の私のブログです。

あなたに読んでほしいと思って書きました。
どうぞお付き合い下さい。

2016年12月25日(日曜日) 曇り時々雪

 

【切れない事に慣らされてる】

 

私は刃物の設計と販売、研磨(研ぎ直し)の仕事をしています。

私が若かった頃、得意先Nさんとのいつもの会話

Nさん「おー、そこの機械の刃物、切れるか?切れないかみて、外して持って行ってくれ」

わたし「そんなこと言ったら、全部の機械の刃物外して持ってっちゃうよ」

 

Nさん「それでもいいから、みてくれ」

わたし「わかったよ-」

 

これで我社の仕事が少ない時は、ホントに全部持って来たことがあるんです。

そしたらNさん「いや-、まだまだ切れると思っていたけど、研いでもらったら全然違うわ」

 

刃物って、一気に切れなくなる訳ではありません。

徐々に切れなくなります。

なので、少しづつその切れ味に慣らされているのです。

 

それにしても、の-んびりして いい時代だったな-あの頃は・・・・

 

ちなみに1980年はこんな年、山口百恵の引退 具志堅用高13度の防衛達成!

私が結婚した年でもあります(笑)

な・つ・か・し・い

by中野由唱 よしどん

朝のひと仕事

  • 2016年12月25日

早朝の一仕事は時間を有効に使えます。
集中できます。

 

byよしどん