【元気の源はゆとりです】

  • 2017年01月16日

    2017年1月16日 月曜日 曇り

あなたはかなり以前に〝カスピ海ヨーグルト〟って流行ったの、覚えていますか?
我が家でも友人から分けてもらい、毎朝食べていました。
暫くすると、牛乳を加えてもヨーグルトは増えなくなりました。
残しておくヨーグルトの量が少なかったんです。
残す分まで食べてしまったから!

「実力を100%出し切りました」とスポーツのインタビューなどで聞きますが、
私はこう思うのです
力を出し切ると何も残りません。
少しだけ余力を残してゴールしたい。

その ゆ・と・り が次の元気の源になるのです。

あの箱根駅伝3連覇の青学は、余裕のゴールインでした。
倒れ込むようなゴールインはしたくありません。

常に100%の力を、ゆとりで出せる自分でいたい。

人生に目標があるとすれば、
それは最終地点ではなく、通過点だから。

実は、機械刃物にも同じ事が言えるんです。

  • 【今日のまとめ】
    情報の出し惜しみはしないが、余力は残せ。
    人生に終点はない、常に明日があるだけ。
    ゆとりは元気の源になる。

by中野刃物のよしどん

【切れない事に慣らされてる】その3

  • 2016年12月29日

2016年12月28日 水曜日 晴れ

 

【切れない事に慣らされてる】

 

一昨日はそんな話をしました。

 

「なんでも良く切れる刃物ってないの?」

「研がなくてもいい刃物ってあるの?」

 

得意先を訪問すると、こんな事をよく聞かれます。

 

でも、そんな都合のいい刃物は存在しません。

刃物は使えば切れなくなるものです。

 

車は冬に夏タイヤでは走れません、また夏に冬タイヤで走ると

快適なドライブにはなりません。

 

F1の世界では、コースの路面状況に合わせた使用タイヤの選択に苦労します。

そして、それはレースの勝敗を分ける程です。

 

なんでも切れる、ということは全てに50%の満足しか得られない

ということになるのです。

 

100%を求めるのなら、切ろうとする材の性質・刃物の回転数・送材速度など

その時の条件に合わせたものを選ばなければなりません。

 

100%を追及しなければ、50%の切れ味でガマンすることになるのです。

 

だから、私は切れない事に慣らされてる状況に〝危機感〟を感じます。

 

あなたは何パーセントを求めますか。

 

byよしどん