【春休み】

  • 2017年04月07日

2017年4月6日 木曜日 晴れ

北海道はこの時期、気温が急に上がり
雪解けが進む。
花たちが次々と咲き始め
ポカポカと「楽しい空気」でいっぱいになる。

私の一番好きな季節だ。

今日は小学校の入学式。
あちらこちらで お父さんお母さんに手を引かれ
真新しい服にランドセル姿の子供たちを
たくさん見かけた。

【学校給食の調理用刃物のメンテナンス】
昨日、無事完成。
「この子たちが明日から給食を口にするのか~」と思うと
ちょっと嬉しい気がする。
「間に合って良かった!」と心の中で胸を撫で下ろした。

実は今年の春休みの「研ぎの仕事」はこれまでで
一番ハードだった。
旭川市内と近郊の小中学校、給食センター、
養護施設や介護施設などの刃物メンテナンスが
夏休みや冬休みよりも、この春に集中したからだ。
身体にムチ打って何とか間に合わせた。
いつも以上に鍼や灸、セルフケア等のお世話に
なりながらの研ぎでした。
徹夜も何度かあった。
期限の区切られた仕事が次々に入ってきた今回は
正直にいうと不平不満の連続だった。
しかし、今日・・・・
嬉しそうに入学式に向かう新一年生を見ていると
私自身の不満は一瞬で吹き飛んだ。
小さなことに気を取られていた自分が愚かで恥ずかしい。
給食を食べて子供たちがひとりでも多く笑顔になってくれる
ことを夢見て、給食調理員さんの裏方でいられることに感謝。
ホッコリとした気持ちになれた一日だった。

【食べることは生きること】
 もっともっと、精進します。

by中野由唱 よしどん

【包丁研ぎ 実演 in ピピカフェ 比布駅 の 振り返り】

  • 2017年03月26日

2017年3月26日 日曜日 晴れ

あえて紙媒体を使わずに
SNSの発信だけで人が集まってくれるのか?!

  • 中野刃物から車で20分の距離の比布町
  • 最近、比布町にお住まいの方が以前より多く来店してくれる
  • エクスマ化プロジェクトの町、比布町(PEP)
  • 昔、ピップエレキバンのテレビCMに出ていた比布駅
  • 生まれ変わった駅舎になって1周年の比布駅

こんなことから比布町で包丁研ぎをやってみたくなった。
できれば、ピピカフェで・・・!

私はこの思いにかられて3月10日に行動を開始した。

そして、アッという間に実演の日、 3月24日を迎えた。

正直に言えば、包丁研ぎの実演は商売としては儲かるものではない。

1日で研げる包丁は10本~15本くらい。

しかし、刃物の仕事を60年間続けているのだから
隣町の人たちにも切れる包丁のすばらしさを知ってほしい。

切れの良い包丁を使う楽しさを伝えたい。

素直にそう思った。

結果は以下の通りで褒められたものではなかった。

SNS発信で2本
駅まで来て実演を見て一旦帰宅し再来で5本
駅の掲示板イベント告知で3本

合計10本の包丁と出逢い、研ぎました。

いずれもかなりの重症でした。

研ぎの所要時間は1本あたり平均30分を超えた。
6時間の実演時間にはちょうど良いペースだった。

もし、もっと多くの包丁が集まっていたら
忙しく時間内に研ぎ上げることに終始して
訪ねて来てくれた方々と話をするゆとりはなかっただろう。

私が「小ねぎ醤油、買ったさー」と、話すと
比布の女性は「じゃー比布の小ねぎ、持って行って食べな!」
と、小ねぎを戴きました。

お昼にピピカフェ の きくらげあんかけ丼 を食べて
ツイートすると・・・
FB友達が忙しい中、包丁を持って来てくれました。
帰りに比布町の きくらげ・なめこ・まいたけ まで
貰っちゃいました。

新しい出逢いとつながりを戴いた3月24日。

ピピカフェで過したひと時は私にとって
ゆったりと静かに流れる
かけがえのない時間になりました。

SNSの活用でスタートした私の試みは
いろんな人達とのおつきあいができた事で
なんとか成果を出せた・・と、ゆるく評価します。

まだまだ、結果予測不能な私のSNS発信ですが
今後も続けて行きます。

相手のアンテナに届く発信をしなければ意味がない!
相手に伝わらないよなーーーーーーーーーー

 

切れの良い包丁で家族みんな 笑顔になーれ

もっと、もっと、伝えて行きます。

by中野由唱 よしどん

【ピピカフェ比布駅で包丁研ぎ】

  • 2017年03月20日

( 研師、そば包丁を研ぐ)

2017年3月20日 月曜日 晴れ

来る3月24日 金曜日 JR北海道宗谷本線比布駅 駅舎のピピカフェで
【包丁研ぎ】を実施します。

今年、中野特殊刃物工業(株)は創業60年を迎えます。

これまで機械刃物を中心に食品加工用スライサーや
スリッターを扱うかたわら業務用包丁も手掛けて来ました。

食の安全、食育と騒がれる昨今ですが
「家庭の包丁こそ見直すべき」 と、感じてます。

10年程前から販売用の在庫に家庭用包丁も加え、
それと同時にメンテナンスも行っています。

家庭で使われている包丁が如何に切れない状態か?!

女性のみなさんに話を聞きますと、一応に・・・・

「無理して我慢して使っている」 との答え。
驚くばかりです!!

【食べることは生きること】

家庭の料理が、家族だんらんの基本となっていることを考えると、
「家庭の包丁こそ切れ味の良いものを使ってほしい」 との思いが
強くなる一方です。

包丁を砥石を使って丁寧に研ぐと料理が美しく、美味しくなり
料理することが楽しくなります。

何故かって・・・それは、
スイスイと食材が切れて、手にも肩にも余分なチカラは
必要ないのですから楽ですものね。

ちょうど新駅舎オープンから1年を迎えるピピカフェ比布駅で包丁を研げる
ことは私にとっても大きな歓びです。

そして、ここピピカフェから
「切れる包丁で家族みんな笑顔になーれ」 の合言葉を発信し
繋げて行きます。
だってぴっぷなんだもん

by中野由唱 よしどん

【決断より行動】

  • 2017年03月05日

2017年3月5日 日曜日 天気は吹雪

最近「人と人」とが いかに繋がっているか、を認識する機会が多い。
「人と人」よりも【人と人と人と人】、こんなイメージです。

 

新しい出逢いで、その人の情報量をSNSやリアルで増やしていくと自分の友人、知人と繋がっていて
更にFacebookで〝共通の友だち〟だったりする。

世間は広いようで狭い】を実感するばかりだ。
でも、それは私自身の行動範囲の広がりと比例している。

一年程前から私は【決断より行動】を事務所の机の上に貼りスローガンにし、
毎日目にして来た。

新たな場所・新たなグループ・新たなイベントへ積極的に飛び込んで行く、
行動範囲の広がりからたくさんの出逢いを頂いている。

仕事の上で主力商品のひとつに〝包丁〟があるが、仕入先の多くは
新潟県三条市にある。
一度も訪れたことは無いが、SNSと電話だけで信頼性の高い取引を続けている。

このことに とても 感謝している。

先日、その社長から

FB見ていると、いつも忙しそうで楽しそうですね!
いつかニックネームで呼べたらいいなー

と、嬉しいひと言をくれました。

いつも 〝いいね〟を貰っています。

この社長との出逢いも 人との繋がりからだった。

更に関係性を深め、包丁の勉強のため
三条市を訪問する事を2017年の目標にしよう!

by中野由唱 よしどん

【逸脱から五感へ】

  • 2017年02月12日

2017年 2月12日 日曜日 曇り

あなたは〝他力本願〟の本来の意味を知ってますか?

『もっぱら他人の力にすがって、事をなそうとすること』
これが近代の解釈だと思います。

しかし、これは本来の意味から転じたものなのです。

私の理解でずが・・・
『世の流れに逆らわず、我が身に何が起ころうとも覚悟して前を見て進む』
と、まあこれが〝他力本願〟の本来の意味だと思うんです。

〝他力本願〟とは・・・
積極的に前へ進む能動的な表現なのです。
近代の解釈とは、全く違っていると感じます。

〝他力本願〟本来の意味で自分を見直してみると どうでしょうか?

自分は、これまでの慣習から逸脱していないだろうか・・・?
それとも、逸脱しているのか・・・?

見直した結果、私は事務所の壁掛け時計を撤去しました。

時間に振り回されず、仕事に集中したいから!!

その結果、私の仕事は【研ぎ】から【研ぎ澄ます】へ ステップアップしました。

【研ぎ澄ます】とは、
刃物などを良く研いで一点の曇りもない様にすること。

ふと、気づくと時計の掛かっていた壁の丸いすすけた跡を
見上げている自分がいます。

習慣は簡単には変えられないものですね(笑)

実は・・・
【研ぎ澄ます】には、もうひとつのの意味があるんです。
それは、こころの働きを鋭敏にすること。

【研ぐ】という仕事は
五感をすべて使い、研ぎ澄まして行くことなのです。

あなたも時計を外して一日を過ごしてみませんか。

by中野 由唱 よしどん

【元気の源はゆとりです】その2

  • 2017年01月27日

2017年1月27日 金曜日 雨

先日、突然の停電が会社をおそいました。

ダンプがアオリを上げたまま走行し、外の電線が引きちぎられ その衝撃で建物が揺れました。
照明は消え、石油ストーブのファンが止まり、電話もダメ
パソコンもWiFiも充電も使えない状態、、、、、、パニック状態でした。

売上締めの25日で夕方4時過ぎ、と云う事もあり焦りました。
復帰したのは、午後8時30分です。

結局その日は、ほとんど何も出来ませんでした。
心の元気のスイッチが入らないまま、仕事を終える事になり残念!!

日程に、もう少しゆとりをもっていれば 焦る事もなかったのに。
やはり 【ゆとりは元気の源なんだ】 と、痛感しました。

ゆとりが無く、常に元気を出し切ってしまう事は避けたいものです。

機械刃物も切れないまま使っていると、人でいう〝夕方4時状態〟と同じに陥ります。
例えば、あと一息と云うところで些細なミスを犯し製品を作り直す。
こんなこと、経験ありませんか?
余裕がないことで、さらに余裕がない状態の連鎖につながる場合があります。

ゆとりをもって仕事と向き合いましょう。
それが心の栄養となり、元気が湧いて来る。
その結果、人に優しく接することができるんだと思います。

【本日のまとめ】

  • 人も刃物も夕方4時状態はキケン

  • PCのバックアップは細目にする

  • 夕方4時は交通事故の多い時間帯

by 中野由唱 よしどん

【元気の源はゆとりです】

  • 2017年01月16日

    2017年1月16日 月曜日 曇り

あなたはかなり以前に〝カスピ海ヨーグルト〟って流行ったの、覚えていますか?
我が家でも友人から分けてもらい、毎朝食べていました。
暫くすると、牛乳を加えてもヨーグルトは増えなくなりました。
残しておくヨーグルトの量が少なかったんです。
残す分まで食べてしまったから!

「実力を100%出し切りました」とスポーツのインタビューなどで聞きますが、
私はこう思うのです
力を出し切ると何も残りません。
少しだけ余力を残してゴールしたい。

その ゆ・と・り が次の元気の源になるのです。

あの箱根駅伝3連覇の青学は、余裕のゴールインでした。
倒れ込むようなゴールインはしたくありません。

常に100%の力を、ゆとりで出せる自分でいたい。

人生に目標があるとすれば、
それは最終地点ではなく、通過点だから。

実は、機械刃物にも同じ事が言えるんです。

  • 【今日のまとめ】
    情報の出し惜しみはしないが、余力は残せ。
    人生に終点はない、常に明日があるだけ。
    ゆとりは元気の源になる。

by中野刃物のよしどん

【金剛砥石と金剛心】

  • 2017年01月08日

2017年1月8日 日曜日 晴れ

【金剛砥石と金剛心】

 

昨年暮れのことです。
日本刀研ぎの師匠に一番荒い砥石を分けてもらいました。

この砥石は日本刀の研ぎ初めの儀式にも使われるもので、
いわゆる金剛砂=こんごうしゃと呼ばれている砥石です。
ちなみに金剛とは凄く硬いという意味で、ダイヤモンドを金剛石とも言います。

金剛砥石は刀の刃欠けや血サビなどを落とす時に使われ、
刀研ぎ18工程の最初で用います。
最初ということで、本阿弥流研ぎ初めの儀式では、この砥石が使われています。

使う際には、四角い状態のままではなく写真の白いチョークの部分を削り取って
中央部分が一番高くなるようカマボコ型に成型して使います。
包丁を研ぐ場合は四角い状態が理想なのですが、
刀の場合は砥石はすべてカマボコ型にして使います。

日本刀に求められている要素に「鋭い切れ」があります。
それを実現するためにハマグリ型の刀身が必要だと考えます。
刀本体の断面がハマグリを横から見た姿に似ていることから、
ハマグリ型と呼ばれています。

日本刀を美しいハマグリ型に研ぎ澄ますために、
砥石のカマボコ型は欠かせないものなのです。

砥石一つを例にとっても、細部に渡って決め事があります。
それが日本刀の美しさを造り出すと、私は考えます。

  • 〚今日のまとめ〛
    金剛砥石とは凄く硬い砥石のこと
    金剛石とはダイヤモンドのこと
    金剛心とは強くて硬い意思のこと

 
年の初めに
金剛心をもって目標に向かおうと誓いました。

byよしどん

【わたしの天命】

  • 2017年01月04日

2017年1月4日 水曜日 くもり

【わたしの天命】

みなさん、昨年はたいへんお世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

正月だから、という訳ではありませんが・・・
近頃 日本の包丁が外国人観光客に人気がある、と聞きます。

古来の日本刀技術が、現代の包丁にも活かされていることを
世界の人々は知っていて、その技の凄さを認めているのです。
特にアジアやヨーロッパのシェフたちが「切れる包丁」を求めて、
大勢日本にやって来ます。

ですから日本人にはもっと、伝統の技や文化のすばらしさを知ってほしい。
そんな思いから、これから少しでも多く 知る機会 を作って行きます。

わたしの名前「由唱」には物の由来を伝える、という意味があります。

日本刀と包丁の〝研ぎの技〟を古来から未来へつなげてゆくこと。

それが【わたしの天命】と信じます。

byよしどん

【切れない事に慣らされてる】その3

  • 2016年12月29日

2016年12月28日 水曜日 晴れ

 

【切れない事に慣らされてる】

 

一昨日はそんな話をしました。

 

「なんでも良く切れる刃物ってないの?」

「研がなくてもいい刃物ってあるの?」

 

得意先を訪問すると、こんな事をよく聞かれます。

 

でも、そんな都合のいい刃物は存在しません。

刃物は使えば切れなくなるものです。

 

車は冬に夏タイヤでは走れません、また夏に冬タイヤで走ると

快適なドライブにはなりません。

 

F1の世界では、コースの路面状況に合わせた使用タイヤの選択に苦労します。

そして、それはレースの勝敗を分ける程です。

 

なんでも切れる、ということは全てに50%の満足しか得られない

ということになるのです。

 

100%を求めるのなら、切ろうとする材の性質・刃物の回転数・送材速度など

その時の条件に合わせたものを選ばなければなりません。

 

100%を追及しなければ、50%の切れ味でガマンすることになるのです。

 

だから、私は切れない事に慣らされてる状況に〝危機感〟を感じます。

 

あなたは何パーセントを求めますか。

 

byよしどん

 

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